魚の年齢は耳で年齢を知ることができる

このタイトルは間違いですね。正しくは魚の頭部には耳の役割を持つ「内耳」があるんですけど、この内耳には「耳石」と呼ばれる炭酸カルシウムの結晶が入っているんです。この耳石を見ればほとんどの魚の年齢を判別することができちゃうんですね。

木の年齢は「切り口の輪っかの数＝年輪」で知ることができるように、魚の耳石にも年輪と同じような輪っかを数えることで魚の年齢を知ることができるんですね。この輪っかを「日輪」といいます。この日輪は年輪と同じように1年に1本ずつ増えていきます。線が5本あれば5才、15本あれば15才ということですね。

ちなみにこの耳石は左右にあって、体の平衡バランスを保つ働きがあり、魚の成長とともに少しずつ大きくなるので、魚の成長が大きいときは日輪の線の間隔が広くなり、成長が悪いときは線の間隔は狭くなるんです。

ちなみに最も長く生きる魚はジンベイザメで平均して100才以上、中には150才以上生きる個体もいるんですけど、錦鯉は200年以上生きたものもいるということです。