「井の中の蛙大海を知らず」の続き

       
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「井の中の蛙大海を知らず」の続き

ことわざの「井の中の蛙 大海を知らず」とは「世間知らず」という意味ですよね。井戸の中に棲んでいるカエルは井戸の中が自分にとっての世界のすべてで、まさか井戸の外に広い世界があるとは思っていない。そういうところから「世間知らず」という意味でよく使われることわざです。

で、ですね、実はこのことわざには続きがありまして。

「井の中の蛙 大海を知らず されど空の深さを知る」が全文になります。前向きな表現が続くんですね。

もともとこのことわざは「狭い世界にいるからこそ自分の道を究めることができた」という中国から来たことわざで「されど」以下の言葉は日本にこのことわざが入ってから日本人によって後付けされたものなんです。

ちなみに「されど空の青さを知る」とか「されど天の深さを知る」などの表現もあります。

補足ですが後に続く言葉シリーズで面白いものをいくつか。
「早起きは三文の徳 長起きは三百の損」
「男は度胸 女は愛嬌 坊主はお経」