紅葉狩りはいったい何を「狩る」のか?

       
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紅葉狩りはいったい何を「狩る」のか?

秋になると木の葉が赤や黄色に紅葉して自然風景写真家にはたまらない季節になります。もちろん観光客をはじめ誰でも美しい紅葉を見ると心が洗われますよね。

紅葉見物のことを「紅葉狩り(もみじがり)」っていいますけど、別に紅葉した葉っぱをちぎって家に持って帰るわけではないのになぜ「狩り」なのかといいますと、

美しい自然の中で紅葉した木々を散策する様子が、獲物を追う狩猟になぞらえて「狩り」という言葉が使われるようになったと言われています。「紅葉」を見て山野をさまよう様子がまるで「狩り」みたいだから「紅葉狩り」というわけですね。

ちなみにですね、春に桜の花を求めて楽しむことや花見のことを「桜狩り」といい、ホタルの光を楽しむことを「蛍狩り」といったりもします。(蛍狩りはホタルを捕まえることではないですからね!)

「狩り」という言葉には季節の風物を楽しむ・鑑賞するという意味もあるんですね。

本当に「狩り」をする、「潮干狩り」「キノコ狩り」などもありますが。