ワニは水中にもぐるためオモリとして石を食べる

       
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ワニは水中にもぐるためオモリとして石を食べる

石を食べる動物って結構いるんですけど、その目的は消化を助けるためなんです。胃の中の食べ物を小さくするため胃の中で石をすり合わせることでより消火を促進させるんですね。アザラシやアシカ、ダチョウはそういう生態を持っています。現存しませんが恐竜も石を食べていたといいます。(口の中で食べ物をすりつぶす適した歯を持たない動物に多いです。ちなみに胃袋にため込む石のことを胃石といいます)

で、ワニも石を食べるんですけど、消化を助ける他に水の中に身を沈めるためにオモリの役割として食べるんですね。オモリがないと沈まない体なんです。

ちなみにワニは温められる卵の温度でオスが生まれるかメス生まれるか変わってきます。ミシシッピーワニの場合ですと32.5度〜33度の範囲だと多くがオスとして生まれ、この温度より高くても低くても雌のうまれる比率が高くなります。(ワニの種類によって違います)