刑事裁判では99%の確率で有罪判決になる

       
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刑事裁判では99%の確率で有罪判決になる

えーとですね、今回は誰もが無縁でありたい刑事裁判についての雑学です。本題に入る前に裁判に行きつくまでの流れをザザッと簡単にご説明しますと、

逮捕される→警察で取り調べ(※1)→検察(警察の取り調べをもとに裁判にかけるかかけないか決める。起訴か不起訴か決めるといこと。書類送検の場合は身柄は自由(※2))→起訴の場合、裁判にかけられる

と進むわけなんですが、もしですね、刑事裁判にかけられることが決まりましたらその人は

99%有罪になります

言い切っちゃいますけどそうなんですよ。このご時世、皆さんの想像以上に事件は起きてます。有罪か無罪かわからないものをイチイチ裁判にかけてたら時間も裁判官も全然足りないんですね。

ですから裁判にかけるような事件は検察官がしっかりとこれでもかっていうくらい調べ上げて有罪になるような証拠をつかんで起訴する(裁判にかける)わけです。

ですから少しでも無罪の可能性がある人は起訴しない。だから刑事裁判では99%の確率で有罪判決を言い渡されてしまうんですね。2009年5月から始まった裁判員制度は主に刑の重さを決める要素が強いです。

※1取り調べの拘束時間は最長で48時間で主に事件の概要の聞き取り
※2書類送検とは軽微な事件で身柄を拘留する必要がないとき身柄ではなく書類だけ検察に送られること