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生食用のカキと加熱用カキの違いは鮮度ではないぞ
採れたてのカキは鮮度がいいから生で食べれて、流通に時間がかかったカキは鮮度が落ちてるから加熱用カキとして売っているんだろう。って思ってませんか?
これは全く違っておりまして、生食用のカキはある基準を満たしていなくてはいけないと決められており、この基準は二つあります。
@大腸菌の数が一定数以下の海水の中で2〜3日間断食したもの
A保健所が定めた水質基準を満たした海域で採れたもの
このどちらかを満たしていなければ生食用のカキとして売ってはいけないんですね。そしてこれらの条件を満たしていないものが加熱用のカキとなります。
@のなぜカキを断食させる必要があるのか?ですが、これはカキがエサとする食べ物の中には食中毒菌が潜んでいるためこれらをカキの腸から完全に排出する必要があるからなんです。
つまり生食用のカキと加熱用のカキの違いはカキの中に一定以上の菌がいるかどうかということなんですね。