こたつの赤い光は遠赤外線ではない

こたつの中をのぞくと赤く光ってていかにもあったかそうですよね。暖かい赤い光がこたつの中を暖めてくれている、これが遠赤外線なんだなと思ってしまいそうですがそもそも赤外線自体は人間の目では見ることのできない不可視光線なので赤くは見えないはず。

ではあの赤い光は何なのか！？

実はですね、これは製造業者が暖かく感じてもらおうと電熱線やライトの塗料の色を赤くしているだけなんです。つまり赤い光で暖かさを演出しているんですね。

1956年ごろからこたつが世に出回り始めたんですけど、その頃はこたつに色がついてなくて「本当にこれで暖かくなるのか」と疑問視されててあまり売れなかったんですね。

何か対策を、ということで現在のように赤く光る演出をしたところ、見事の戦略は成功して大ヒット商品になり全国区になったわけです。その知恵は今も受け継いでいるというわけですね。