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露出の決め方

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 露出の基礎知識 露出の決め方 露出の決め方


前のステップの続きだよ。
露出の決め方、つまりカメラに取り込む光の量は絞りとシャッタースピードの組み合わせで決まる。
絞りもシャッタースピードも光の量を調整する機能だけど、どちらか片方だけで決めることはできない。
絞りとシャッタースピードは必ず1セットで考えなくてはいけないんだ。次の表を見てほしい。

 ※表は覚えなくていいよ^^
これは絞りとシャッタースピードの相関関係を表したものだよ。
左側の縦軸がシャッタースピード(シャッター速度)で、上側の横軸が絞り(F値)。シャッタースピードと
絞りのクロスする部分にある「−3」から「22」までの数字はEV値といって、この数字が同じなら絞りと
シャッタースピードが違ってもカメラに取り込む光の量は同じということなんだ。

例えばシャッタースピードが1/60秒と絞りがF4ならEV値(光の量)は10だよね。
でもシャッタースピードが1/2秒で絞りがF22でもEV値(光の量)は同じ10になる。これはどちらも
同じだけの光の量をカメラに取り込むことを意味しているんだ。つまり同じ明るさの写真になるってこと。

絞りとシャッタースピード、どちらか一方の設定を固定したまま、もう一方の設定を変えるとカメラに入ってくる
光の量は多くなったり少なくなったりする。写真の明るさはそのままに、表現法を変えるためにどちらか
一方の設定を変えるなら、もう一方も写真の明るさが変わらないように調整しなおさないといけないよ。
今回はちょっと難しかったね。
でも大丈夫、カメラには「絞り優先モード」や「シャッタースピード優先モード」があって、今回説明したことが
完全に理解できてなくても、カメラが自動的に絞りとシャッタースピードの組み合わせを調整してくれる
機能があるんだ。マニュアルモードで撮影するときは絞りとシャッタースピードの関係は
覚えておいた方がいいけどね。
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