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「T字路」ではなく「丁字路」が正しい
手前から向こう側に1本の直線道路が伸びているとしまして、その突き当りは右と左に道路が分かれている、このような分かれ道を一般的にアルファベットの「T」の形に似ていることから「T字路(てぃーじろ)」と私たちは読んでいますが、これホントは「丁字路(ていじろ)」と読むのが正解なんですよ。
「丁」という字も、その道の形状から選ばれて「丁字路」となったわけです。昔はアルファベットを使うことはありませんでしたし、物の形状は漢字の形であらわすことも多かったので「丁」という漢字が使われました。でもアルファベットを日常的に使われるようになって「丁(てい)」と「T(ティ)」の読み方や形状が似ていることから混同され、現在では「T字路」と呼ぶことが多くなったんですね。
ですからお年を召した方なんかは今でも「丁字路」ということばをお使いになります。
ちなみに法律上の正式な用語は「T字路」ではなく漢字を使った「丁字路」となっていますよ。使用上はどちらでもよいとされているようですけどね。