錠剤などの薬はわざと大きく作っている

       
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錠剤などの薬はわざと大きく作っている

薬を飲み込むのが苦手な人は多いと思いますが、実は小さすぎる薬は困りものなんです。それは「摘みづらい・扱いづらい」から。

特に高齢者の方にとって小さすぎる薬は摘みづらいんです。まあ若い人でも指先が不器用な人は大変でしょうけど。というただ一つの理由でですね、くすりは適度な大きさになるようわざわざ大きく作られているんです。

錠剤は約0.5グラムから1グラムほどなんですけど、その中に含まれる薬効成分は約100分の1ほどだと言われているんですよ。つまり1パーセントしか有効な成分は含まれていないということ。おいおい、じゃあ残りの100分の99はいったい何なんだということになりますが、無害なデンプンなどの成分となっています。

ちなみにですけど、市販の薬には「15歳以上の成人」などと書かれていることがありますが、成人って二十歳以上の人のことなのに、どうして15歳以上を成人としているかというとですね、15歳以上になると肝臓や腎臓の機能が成人と同じくらいになるためなんです。