源泉の温度が25度以上じゃないと温泉とは言えない

日本には昭和23年に公布された温泉法という法律がありまして、いったいどういうものを温泉というかなど、ことこまかに決められているんですね。温泉法によりますと、温泉であるための条件は

〇泉源の水温が25度以上であること
〇温泉の成分である水素イオン、フッ素イオン、ラドン、ラジウム塩、バリウムイオンなど、どれか1つでも規定量以上が含まれていること（全部で19成分ある）。もちろん1つ以上でもいいですし全部は含まれていてもいい。

上記の2つを満たしていれば温泉となるんですね。ちなみにアメリカは21.1度、ドイツでは20度以上が温泉と定められています。

それとたまに知らない人がおられるので補足しておきますと温泉には「源泉かけ流し」と「循環式温泉」の二つがありまして、「源泉かけ流し」は湧き出た新しいお湯を循環させることなく浴槽に注ぎ、一度注がれたお湯は決して浴槽に戻さない（再利用しない）ことをいい、「循環式温泉」は湧き出たお湯は循環・ろ過・加熱して再利用することをいいます。