北海道の摩周湖は法的には湖ではなくただの水たまり

       
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北海道の摩周湖は法的には湖ではなくただの水たまり

ロシアにある世界で一番透明度の高い湖、バイカル湖(ちなみに水深も世界一で1741m)。そして世界で二番目に透明度が高い湖が北海道にある摩周湖です。

この摩周湖には流れ込む河川がないんですね。ですから国土国通省の河川法により「湖」ではないことになっているんです。しかも湖には樹木が存在しないので農林水産省の管轄でもないので、現在は無登記のまま国が管理している状態なんですね。

つまり湖ではないので摩周湖は「おおきな水たまり」ということになってしまうそうです。ダムではないですし池の定義は「小さい湖」なので池でもなさそうです。

ちなみにバイカル湖の透明度は40.5メートル(1911)、摩周湖の透明度は約29メートル(1952)となっていますが、これはその時の環境により大きく変わります。摩周湖は1930年の透明度調査で41.6メートルあり、世界一になったこともあります。