ファイル : 005
500円玉のゼロの中には500円という文字が隠れている
500円玉を正面に向け角度を変えていくと「00」の中に縦文字で500円と刻まれているんですが、これは角度に見え方が違う潜像加工という偽造防止のための加工がされているからなんです。
お札(1000円札、5000円札、10000円札どのお札にも)にも偽造防止対策はされていて一見模様にしか見えないデザインでも実は「NIPPON」という文字の連続で描かれていたり、長方形のお札の中に「ニ」「ホ」「ン」というカタカナが散りばめられていたりします。
ちょっと探してみようかなと思っても肉眼じゃあまず見つけることはできませんので是非虫眼鏡や顕微鏡などを使って探してみてください。発見したときは日本の貨幣製造技術の高さを実感することができますよ。
ちなみにですね、目の不自由な方のために指先で触っただけで何円札かわかるような工夫もされています。それは各お札の右下。それぞれインクの盛り上がり方が違うのでそこで判断できます。