懲戒免職と分限免職の違い

懲戒免職と分限免職の違い

- 概要 -

懲戒免職とは、不正行為もしくは不当な行為を行った職員に対して、制裁懲罰として解雇する事である。分限免職とは、心身の故障や勤務実績に問題がある等の理由から、職員を解雇する事であるが、懲戒免職の様な懲罰的な意味は無い。

- 詳しい解説 -

懲戒免職とは、不正行為もしくは不当な行為を行った職員に対して、制裁懲罰として解雇する事である。目的は該当職員への罰である。公務員に対しての呼び方で、一般企業では懲戒解雇に該当する。公務員としての立場を失うだけでなく、退職金は一切出ず、年金も減額される。

分限免職とは、心身の故障や勤務実績に問題がある等の理由から、職員を解雇する事である。目的は職務効率の維持であり、一般企業で言うところの、リストラもしくは会社都合退職に該当する。その為、「懲戒免職」の様な懲罰的な意味は無く、退職金は出て、年金が減額される事も無い。

ちなみに諭旨免職とは、懲戒免職される程では無いにしろ問題を起こした職員が、半ば強制的に辞表を出さされるケースが多いもので、一般会社で言うところの自己都合退職に該当するものである。

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