宅配便と宅急便の違い

-　詳しい解説　-

宅配便とは、一般消費者（一般家庭）を対象とした、料金体系が明確な小口貨物の輸送サービスの事である。「宅急便」も宅配便の一種である（サービス自体は同じ様なもので名前が違うだけ）。宅急便とは違い、ヤマト運輸以外にも郵便局や佐川急便等の会社がサービスを行っているものである。

宅急便とは、ヤマト運輸が行っている宅配便サービスの商標登録名である。その為「宅配便」とは違い、他社は宅配便のサービスを宅急便と呼ぶ事は出来ない。スタジオジブリのアニメ映画「魔女の宅急便」は公開前にヤマト運輸から指摘を受けたものの、ヤマト側の宣伝にアニメーションを利用する事を条件にする等して折り合いをつけ（企業イメージを守るといった思惑もあった様だが）、無事元のタイトルのまま公開された。

通販利用者の激増や、共働き世帯の増加により、荷物量が増えた上に再配達等の手間がかかり、ドライバーが発狂して荷物を投げつける動画が投稿され話題になった。平日の日中といった一般的な時間に受取が出来ない家庭は宅配ボックスを設置したり、時間指定等を的確に行う様に呼びかけられている。コンビニ受取も推奨されているが、コンビニからすると荷物がバックスペースを占領してしまうといった問題もある模様。