エラーとバグの違い

-　詳しい解説　-

エラーとは、ハードウェアもしくはソフトウェアのバグが原因で起きるシステム上の誤りの事である。その他、ユーザーが誤った使い方や操作をミスした場合等にも起きる。「バグ」とは違い、ハードウェアの問題や通信（回線）の問題も含む。エラー内容に番号をふっておくと（エラーコード）、何が原因でエラーが起きたのか判別しやすくなる為、解決させやすくなる。システムが壊れてしまわない様に、決まりに従わない使い方をした場合に発生してシステムを守る目的で、意図的に入れられる場合もある。

バグとは、プログラム上での予期せぬエラーの事で、主にプログラムの組み方やコーディングに問題がある場合に起きる物である。特にエラーを返したりする事が無くても、設定した通り（意図した通り）ではない動作をするものは全て該当する。一見きちんと動いている様に見えても、演算結果が間違っていたりする場合もある。酷い場合はシステムダウンを引き起こしてしまう。バグを探す作業をテストと言い、バグを直す作業をデバッグと呼ぶ。プログラムコードが長く膨大な大型システムになればなるほどバグは出るもので、完全に無い状態にしてリリースする事は不可能と言われているが、システムを組まない人にはなかなか理解してもらえず、開き直りの様に捉えられる事も少なくない。