同棲と結婚の違い

-　詳しい解説　-

同棲とは、正式に婚姻関係を結んでもいない男女が一緒に住む事である。結婚する事が前提である場合もあれば、そこまで深く考えず行われている場合もある。結婚する前にお試しで同棲するカップルもいるが、とりあえず一緒に住むという目的が達成される事によって、わざわざ色々と面倒になる婚姻関係を結ばなくても良いのではないかという思考に達し、逆に結婚しにくくなるケースが目立つ。ただし一緒に生活してみないと長く付き合っていたとしても見えない事は多いので、全くの無駄という事も無い。関係を解消するのは結婚した場合とは違い簡単である。相手方の親族とはまだ一線を引いた状態の為、そのあたりは気楽である。しかし、いつけじめをつけるのかという事は、同棲していないカップルよりも指摘されやすい。サイフは別で管理するケースが一般的。

結婚とは役所に婚姻届を提出し、正式に夫婦となる事である。通常は結婚したら一緒に住むものだが、仕事の都合で別々の場所で住む場合もある。「同棲」とは違い、周囲からも法的にも認められた関係の為、一度結婚してしまうと別れるのは骨が折れる。同棲に比べると家計は一つにまとめる場合が増える。また同棲時とは違い、義両親や相手方の親戚との付き合いも始まり、盆や正月、大型連休は帰省を促されて自由に遊びにくくなる等の気苦労が増える。デメリットを挙げるとキリが無いが、子供は堂々と作れ、周囲からも「まだ結婚しないの？」と聞かれないというメリットは意外と大きい。