スモークとローストの違い

-　詳しい解説　-

スモークとは、燻製とも呼ばれ、塩漬けにした魚や肉を煙釜等を利用して煙でいぶして乾燥させる事、もしくはそうやって作られた食品の事である。煙の中の成分に抗菌・殺菌作用があり、事前に塩漬け、もしくは漬け込み等も行っている為、味がしっかりとついていて日持ちもする。独特の煙のにおいが残る場合も多い為、食材やスモークの仕方によっては好き嫌いが出やすい。

一方ローストとは、食材を直火やオーブン（天火）であぶったり、蒸し焼きにする事、もしくはそうやって作られた料理の事である。塊肉やある程度の大きさの動物なら丸ごと調理される事も多く、つけあわせの野菜と一緒にローストすると、とても豪華な見栄えになる為、パーティなどでよく出される料理のひとつになっている。素材そのものの味を楽しんだり、ソースで味に変化をつける事が多い。しっかりとローストされた肉は、表面の皮がパリッとして中は肉汁たっぷりでジューシーな仕上がりの為、とても美味である。