関西弁と標準語の違い

-　詳しい解説　-

関西弁とは、京都・大阪・兵庫等の近畿地方の人間が話す方言の事で、その地方独特のイントネーションや言葉の意味を持ち、別地方の人間には伝わりにくい事がある。関西人は普通に喋っているつもりでも、関西以外の人からすれば、若干キツく聞こえてしまう事がある。例えば「なに言うとんねん」とは、関西人からすれば「なに面白い事言ってくれちゃってるの、いいねいいね」という意味のつもりでも、受け手側は「何バカな事言っているの？あなたはバカなの？ふざけてるの？」という風に受け取ってしまう場合がある。

一方標準語とは模範的なクセの無い言葉や話し方・発音の事である。関西弁とは違い、どこの誰が聞いても意味がわかりやすく聞き取りやすいとされるもので、ＴＶ番組や新聞等のメディアでは標準語を用いるのが一般的である。関西弁等の方言を用いるタレントや役柄が出てくるのは、「演出」である事が多い。関西弁を喋る者からすれば、標準語で喋る者は「気取っている」風に見えやすく、その逆は「ガラと口が悪い」風に見えやすい。