南京豆と落花生の違い

-　詳しい解説　-

南京豆とは、落花生の別称である。江戸時代の初期頃に、中国から伝わったので（中国方面から渡来したものは南京○○と呼ぶ事が多かった為）この様に呼ばれている。中国産のものから発がん性のあるアフラトキシンが検出され、問題になった。

落花生とは、ピーナッツとも呼ばれる南アメリカ原産の作物の事で、土の中に豆果を実らせる。「南京豆」とは違い、こちらが正式名称なので、植物図鑑等で調べる場合は、この「落花生」という名前で調べる。

殻と薄皮を剥いてあるものや、洋風に加工されたものはピーナッツと呼ばれる事が多く、殻をむいて薄皮が残っている状態のものは南京豆、殻つきのものや株そのものは落花生と呼ばれる事が多い等、明確に定義はされていないもののその様に呼び分けている人も一定数いる。