腫瘍とポリープの違い

-　詳しい解説　-

腫瘍とは、体の細胞の一部が、異常に増殖した事によって出来た腫れものやこぶの事である穴が空く等傷ついている訳ではない為、下の組織は露出しておらず、表面部分が盛り上がってしまっている状態を指す。かなり大きくなってしまっていても痛みを感じない事も多い為、気付きにくい。「ポリープ」とは違い、全てが良性な訳ではなく、悪性のもの（がん）も存在する。また、発生する場所を選ばない点も、主に中身の詰まっていない臓器等に出来るポリープとは違う。

ポリープとは、良性の腫瘍の事で、茎を持つキノコの様な形のものが多い。「腫瘍」とは違い、良性のものだけを指す。主に胃や子宮、腸等の粘膜に出来る。「腫瘍」は目で見てもかたまりが分からないものも指すが、ポリープは目で見て分かるものである。遺伝子の変異が原因で出来るものと、そうではなく炎症等が原因で出来る場合がある。