食品と食物の違い

-　詳しい解説　-

食品とは、人間が食べられるものの事で、そのまま食べられる物と、加工や加熱が必要な物（調理されていない）、調理済みの料理の事等全般を指す。「加工された物」も含まれている。例えば、お菓子やジュース、お惣菜、缶詰、調味料等も食品にカテゴライズされる。サプリメントも栄養補助食品と呼ばれ、薬以外の口に出来るもの全般を食品と呼んでいる。加工されたものであれば、原材料の産地が細かく記載されていない場合も多い為、産地にこだわる場合は注意が必要である。「食物」とは違い、自然的なものでない用語と組み合わされ「食品添加物」「食品加工」「食品香料」等といった人の手が加えられた様な物を表す用語として用いられる事が多い。また、動物のみが食べるものは含めない点も違う。

食物とは、動物や人間等の生き物が生きる為に食べるものの事を指す。飲み物も含む場合がある。「食べ物」の文章語的な表現としても用いる。「食品」とは違い、動物が食べる様なもの（人間は通常食べないもの）を含むので、概念としては「食品」よりもかなり広くなる。「食物連鎖」「食物繊維」「食物アレルギー」等といった使い方をされる。