自己都合退職と定年退職の違い

-　詳しい解説　-

自己都合退職とは、従業員が転職や結婚等、会社ではなく自分の都合において会社を辞める事（自主退職すること）である。会社側から一方的に解雇を言い渡される「会社都合退職」とは反対のものである。「定年退職」とは違い、会社の定めた年齢で退職する訳ではない。退職金は勤続年数によって異なる為、短期間で辞めた場合や、そもそも退職金制度の無い会社の場合は出ない。

定年退職とは、会社の定める定年年齢に達したため、本人の意思とは関係なく退職する事である。「自己都合退職」とは違い、ただ企業のルールに従って退職したに過ぎず、雇用契約の終了を申し出た訳でも、企業側から解雇を言い渡された訳でも無い。再度就活をして仕事をする意思があれば、失業保険を受給できる場合もあるが、その場合は年金に影響が出る。その際の退職理由は「自己都合退職」ではなく「会社都合退職」にあたるため、受給できる期間が自己都合の場合より長くなる。