なすとなすびの違い
- 概要 -
なすも、なすびも、同じ夏野菜の茄子の事を指す呼び方である。古くは「なすび」と呼ばれていたが、宮中の女中が「おなす」と呼んでいた事から「なす」が主流になったと言われている。
- 詳しい解説 -
なすも、なすびも、同じ夏野菜の茄子の事を指す呼び方である。古くは「なすび」と呼ばれていたが、宮廷女中が「おなす」と呼んでいた事から「なす」が主流になったと言われている。(女官の言葉は女房言葉と呼ばれ、きれいな言葉遣いだとされていた)
現代では、関東では主に「なす」と呼ばれ、関西では「なすび」と呼ばれている。これはあくまでだいたいその様な傾向にあるというだけで、絶対では無い。なすび該当地域でも、お年寄りはなすびと呼ぶ確率が高いが、若い世代はなすと呼ぶ事が多い。
ちなみにスーパーのチラシでは、地域に関係なく「ナス」と掲載されているのが一般的である。辞書でなすびを引くと、「なすの別称」と出てくる。なす(なすび)は品種がバラエティーに富んでおり、大きさや長さも様々で、色も白いものや黄緑のもの等もある。キュウリの様に育てている時に放置してしまうと、かなり大きく育ってしまう。
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