お礼と寸志の違い

-　詳しい解説　-

お礼とは、贈り物をもらったり、親切にしてもらった事等に対する感謝の事で、言葉や手紙で伝えられたり、物やお金で気持ちを表す場合もある。「寸志」とは違い、物や金で無いばあいがあり、また、純粋に感謝を表すもので、謙遜したり控え目にする様なものではない。

寸志とは、少しの気持ちや、わずかな志という意味で、自分の贈り物に対して用いる謙譲語である。謝礼や贈り物ののし紙に書かれる。また、少額のボーナスについて用いられる事も多い。「お礼」とは違い、贈り物に対してのみ用いられる表現であり、何かのお礼に返すものには用いない表現である。控え目な表現である為、受け取った側が「寸志をありがとうございます」と言うのはＮＧである。これは「ほんとうにちょっとだけど、くれてありがとう」という意味になり、本当だったとしても大変失礼な事になるので、「御志（もしくはご厚志）を賜り、誠にありがとうございます」とお礼を言ったり、他のメンバーに紹介する様にするのが良い。