静脈と動脈の違い
- 概要 -
静脈とは、肺や体の抹消部分から心臓へと血液を送る専用の血管の事で、動脈とは、心臓から体中へと血液を送り出す血管の事である。
- 詳しい解説 -
静脈とは、肺や体の抹消部分から心臓へと血液を送る専用の血管の事である。二酸化炭素や老廃物等といった、不要なものを含んでいる(いわば汚れた)血液を、心臓に戻している。「動脈」とは違い、血管壁は薄く、逆流しない為の弁がある。心拍の影響は動脈に比べると受けにくい。手のひらの静脈を利用した本人確認(生体認証)にも用いられている。何故動脈ではなく静脈なのかというと、動脈に比べ静脈の方が皮膚の近くにあり、読み取りがしやすいという理由等からである。
動脈とは、心臓から体中へと血液を送り出す血管の事である。消費後の老廃物を運ぶ静脈に対し、動脈は酸素やブドウ糖等、細胞にとって必要なものを身体の隅々にまで送る役割を担っている。血管壁は厚く、心拍の影響を大きく受ける為、圧力が高めになっている。こちらに弁は無い。採血する際は、圧力が低い静脈から行う事が多いが、動脈血の酸素化がきちんと出来ているのかどうかを調べる際等には、動脈採血を行う。
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