はちみつとローヤルゼリーの違い

-　詳しい解説　-

はちみつとは、みつ蜂が花から集めてきた蜜や、それを精製したものの事である。一度働き蜂が食べ、消化した後に巣に戻されており、花の蜜そのものとは少し違う。「ローヤルゼリー」とは違い、越冬用の食料として蜂達が巣に蓄えておいたもので、働き蜂も食べる。糖分が多い為とても甘く、トロリとして透き通った黄金色をしている。ボツリヌス菌感染の問題もあり、１歳未満の子供には絶対に食べさせてはいけない。死亡例がある。

ローヤルゼリーとは、みつばちの働き蜂から分泌された物質の事である。蜂が一度体内に入れた物である点ははちみつと同じだが、花の蜜を食べた後のものであるはちみつとは違い、ローヤルゼリーは若い働き蜂が食べた花粉がベースになっている。本来は女王蜂用のもので、働き蜂は食べない。高タンパク質で、アミノ酸やビタミン、ミネラルが豊富な為、化粧品やサプリメントとしてよく用いられている。味ははちみつとは違って甘くなく、強い酸味がある。また、色も乳白色でクリーム状である点もはちみつとは違う。６歳未満の子供と、アレルギーや喘息、アトピーといった症状がある子供も摂取しない方が良いとされている。