社会保険事務所と年金事務所の違い
- 概要 -
社会保険事務所とは、厚生年金や国民年金等の被保険者資格の認定や、保険料の徴収や給付といった業務を行う、社会保険庁の地方支分局の事である。年金事務所とは社会保険庁が廃止された事によって、「社会保険事務所」が名前を改めたものの事である。
- 詳しい解説 -
社会保険事務所とは、厚生年金や国民年金等の被保険者資格の認定や、保険料の徴収や給付といった業務を行う、社会保険庁の地方支分局の事である。職員は公務員。現在は社会保険庁の廃止に伴い、名前を「年金事務所」と改めている為、存在しない。日本年金機構に移行する直前まで、年金記録問題(アナログデータをデジタル化する際の入力ミスや、企業側の記入ミス等によるデータ紛失→生年月日や氏名、年金手帳番号等の打ち間違い等によりデータが一致せず、うまく本人と年金記録が紐付け出来ていない等)の対応に追われ、大量に臨時職員を雇い膨大な量の確認作業を行っていて、現在も完全に解決したとは言い難い。
年金事務所とは社会保険庁が廃止された事によって、「社会保険事務所」が名前を改めたものの事である。社会保険庁ではなく、非公務員型の特殊法人である日本年金機構の管轄になっている。その為、働く職員は社会保険事務所時代とは違い、公務員ではなく、「みなし公務員」の立場になる。業務の外部委託がすすんでおり、保険料滞納の催促等の電話は業務委託された民間企業からかかってくる場合もある。
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