空手と少林寺拳法の違い

-　詳しい解説　-

空手とは、中国の拳法が沖縄に伝わり、その流れをくんで発達した武道の一種である。流派が多く、試合もよく行われている。流派によって全く違う武道になり、硬派な所も不良の温床となっている様な所まで様々である。突きや蹴りが主体で、攻めが主体。少林寺拳法の様な関節技や投げ技はしないものである。

少林寺拳法とは、宗道臣（本名は中野理男）が中国で体得した拳技を元に日本で創始した武道の一種である。空手とは違い単独流派で、試合は滅多に行われない。どこの道場でも教えてくれる事は同じ＝段位等も場所や流派に影響される事無く、それまで培ってきた物が通用する。強さだけではなく、創始者の哲学的思想が強く反映されており、拳法を通じて、己の心身を鍛え、作り上げるという事を目的としている。相手の力を利用して技を返す、守りを主体としたものである。