求人倍率と有効求人倍率の違い

-　詳しい解説　-

求人倍率とは、仕事を探している人に対して、働き手として企業等から必要とされている人数の比率を表したものの事である。当月に求人登録された数と求職登録された数から割り出す「新規求人倍率」と、「有効求人倍率」の２種類がある。

有効求人倍率とは、求人倍率の一種。全国のハローワークに登録されている有効求人数を有効求職者の数で割った数値の事である。出た結果で、「求職者１人あたりにつき何件の求人が存在しているかどうか」が分かる。結果が１を上回ると１人につき１件以上の求人があるという意味で、結果が１を下回る場合は求職者の方が多く、仕事の数が足りていないという意味になる。一般的に有効求人倍率は、景気の良し悪し（動向）と同じ様に推移すると言われている。これは、通常は企業が将来的に利益を見込める状態でないと人を追加で雇う事は無いという考え方からである。