原油と石油の違い
- 概要 -
原油とは、地面の中から掘り出したまま、まだ精製を行っていない石油の事で、石油とは、地面の中から産出される可燃性鉱物性油(原油)を精製したものや、加工したものの総称である。
- 詳しい解説 -
原油(crude oil)とは、地面の中から掘り出したまま、まだ精製を行っていない石油の事である。粘り気があり、黒褐色または赤褐色の液体状で、独特の臭いがする。どこにでもあるものではなく、原油のほとんどは中東に偏在していると言われており、元は地質時代に海底で堆積していた有機物が変化したものとされる。
石油とは、地面の中から産出される可燃性鉱物性油(原油)を、蒸留・精製したもの(ガソリン・軽油・重油・灯油)や、化学製品等に加工したものの総称である。ややこしいのが、石油と言っても「原油」を指す場合と、「灯油」のみを指す場合がある等、使われ方が幅広い事である。燃料としてだけでなく、ゴムやプラスチック、界面活性剤等にも幅広く用いられており、我々の生活に無くてはならないものとなっている。
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