医師と医者の違い

-　詳しい解説　-

医師とは、国家資格の医師免許を持っている人の事である。「医者」とは違い、法律関係等ではこちらの方が用いられる様に、公式の呼び方である。奨学金制度もあるとはいえ、医学部に入れる位の実家の財力や本人の学力が必要である等、条件はかなり厳しい。就職先は多く社会的ステータスも抜群に高い上、将来的には独立（開業）の選択肢もあり、目指す人の多い職である。医師の大半は現場で検診や治療等を行っているが、医学研究や教育、公衆衛生業務にたずさわり、現場で治療等は行わない人もいる。医師法では、歯科医師と獣医師を除いて言われる。

医者も同じ意味だが（資格を持たない者の医療行為は禁止されている為）、特に医療現場で治療等に携わっている人の事を指す。「医師」の一般的な呼び方、俗語でもある。その他、「風邪っぽいので医者に行ってくる」など、「病院」「病院で診てもらってくる」という意味の表現方法として用いる人もいる。