早期退職とリストラの違い

-　詳しい解説　-

早期退職とは、定年前に退職金の増額等を引き換えに退職を促す事、またその条件を飲んで定年前に退職をする事である。リストラとは違い、強制的に退職させられる訳ではなく、あくまで希望制である。早期退職制度自体もリストラとは違い、経営不振等のネガティブな理由以外に、従業員の刷新や意識改革等を目的として行われる場合がある。会社側から年齢や部署等の制限が出来るが、これを誤るとやめてほしくない人材も辞めてしまう場合がある。リストラと似た様に用いられるが、リストラよりは退職者の意思が反映されている分、企業としてのイメージもまだ保たれる。退職者の退職理由は「自己都合」になる。

リストラとは、企業が採算が取れない等の理由で不要になった部門を切り捨てたりして、事業内容の再構築をする事で、その一手段として従業員を強制的に解雇する事も意味する。早期退職とは違い、そこには従業員の意思は全く関係が無く、雇用継続を求める事も出来ない。会社側に直接「この会社には不要である」と言われたも同然であり、プライドも大きく傷つく事になる。リストラされた社員の退職理由は「会社都合」になる。会社都合だと会社側も色々と面倒な為、圧力をかけて自主退職に追い込むブラック企業も存在する。