風邪とアレルギーの違い

-　詳しい解説　-

風邪とは、感冒とも呼ばれ、ウイルスに感染した事によって、のどや鼻、気管支等に炎症が起きたり発熱したりする病気の総称である。飛沫等から他人にうつしてしまう事がある。基本的に一度かかった風邪に対しては抗体が出来る為、以降かかる事は無いが、風邪は型が非常に多い為、何度でもかかってしまう。免疫力を高める事や、手洗いうがいを徹底する事で感染を予防する事はある程度可能である。

アレルギーとは、抗体が過剰に異物（抗原）に対して過敏に反応してしまい、それを追い出す為に鼻水やクシャミ等を起こしてしまったり、セキが止まらくなったり、じんましん等を起こす事である。ウイルスではなく、花粉や食物等が原因で引き起こされる。その人自身の問題である為、風邪の様に他人にうつしてしまう事は無い。アレルギーになる事を予防する事は難しく、遺伝的な要素も大きく、個人の努力で防ぐことが出来るものではない。アレルギーになってしまったら、極力抗原を避ける様にして症状が出る事を予防するしかない。重篤な場合はアナフィラキシーショックを起こし、最悪死に至る為、注意が必要である。