オプション取引と先物取引の違い

-　詳しい解説　-

オプション取引とは、選択権付取引とも呼ばれ、一定の期間内であれば、決められた値段で対象の品や株式等を売買する事が出来る「権利」を、売買する取引の事である。毎月第二金曜日のＳＱ日と呼ばれる日に、強制的に決済されてしまう点や、物では無く権利を売買する点が先物取引とは違う。買う権利（コールオプション）を買い、株価が高くなった時に買う権利を使えば、実質安くその株を買えた事になる。「狙いを定めた物の価値が、ＳＱ日までに上がるか下がるか」を予想するのが一番のポイント。

先物取引とは、将来的に商品の販売・購入（代金支払い）をする事を、現段階で契約する取引の事である。オプション取引とは違い、あくまで後々ではあるが現物の取引であり、権利を売買する訳ではない。オプション取引の様に義務や権利は発生しないが、決められた期日までに、現物に精算（品や通貨に対してお金を払う）しなければならない。「狙いを定めた物の価値が、上がるか下がるか」を予想するのが一番のポイント。