なまりと方言の違い

なまりと方言の違い

- 概要 -

なまりとは、共通語や標準語とされる発音やアクセントとは違う、独特の地方的な発音やイントネーションの事である。音に違和感があるものの、違う地方の人にもそれなりには伝わる。対して方言とは、一部地域でのみ用いられる発音や、物事の呼び方の事で、知らない相手には全く伝わらない事が多いものである。

- 詳しい解説 -

なまり(訛り)とは、共通語や標準語とされる発音やアクセントとは違う、独特の地方的な発音やイントネーションの事である。音に違和感があるものの、違う地方の人にもそれなりには伝わる。「方言」とは違い、言葉の意味の違い等ではなく、主に発音の違和感や相違について用いられる。なまり方もその人の出身地によって様々で、関西なまり、九州なまり、東北なまり等微妙に違ってくる。なまりが出ている本人は自覚しにくい。他の地方出身者が別の地方の喋り方を真似ても、地元の人間からすると違和感を感じやすく、地方が舞台のドラマに出演する俳優はそのあたりの演技指導も受ける事になる。

対して方言とは、一部地域でのみ用いられる発音や、物事の呼び方の事で、知らない相手には全く伝わらない事が多いものである。「なまり」とは違い、発音よりも言葉の意味の相違や、独自の言葉の事を指すのが一般的。特定の地域の方言を限定して指す場合は、関西弁、九州弁、東北弁等と呼ぶ。ややこしいのが標準語と同じ読みであるのに意味が違う場合で、例えば、北海道では捨てる事を投げると言う為、他の地域の人間は、投げる???(遠くに飛ばせばいいのか?)と思う等、誤解を生んだりする場合もある。

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