魔法瓶とポットの違い

魔法瓶とポットの違い

- 概要 -

魔法瓶とは、保温性と保冷性に優れた容器の事で、ポットの様に再加熱等は出来ない。ポットとは、注ぎ口のついた液体を入れる容器を事だが、マイコン湯沸しポットの事を指す場合もある。この場合はただの容器ではなく、水から湯を沸かし、保温しておける電化製品である。

- 詳しい解説 -

魔法瓶とは、保温性と保冷性に優れた容器の事で、ポットの様に再加熱等は出来ない。ポットとは違い、温かい物も冷たい物、両方に対して用いられる。真空二重構造になっており、外側と内側の間を真空にして、熱が伝わったり、放射(真空状態でも伝わる熱振動)したり、対流(空気が加熱されて移動する)を防ぐ仕組みになっている。外の温度の影響を受けにくく、中の温度も外へ逃がさず、長い時間、もとの温度を保つ事が出来る。

ポットとは、注ぎ口のついた液体を入れる容器を事だが、マイコン湯沸しポットの事を指す場合もある。その場合、魔法瓶の様に容器を工夫して保温するというよりは、電気の力で保温するタイプの物が多い。容器を魔法瓶にしたタイプも販売されており、こちらはより保温効果が高く、電気代の節約にもなり、再加熱も可能である。電気を使わないタイプのポットであれば、厚みのある陶器等で出来ており、長く保温したい場合はキルト等で出来たポットカバーを利用する。魔法瓶とは違い、冷水ではなく温水を入れておくのに用いるのが一般的である。冷水の場合は冷水用の物があり、そういった点も温冷共用(どちらでも可)の魔法瓶とは違う。

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