気絶と失神の違い

-　詳しい解説　-

気絶とは、主に外から受けた様々な刺激によって一時的に意識を失ってしまった状態の事を指す。意味としては失神と同じものであるとされる。失神とは違い医学用語では無い為、医療関係者は気絶とは言わないが、一般人には気絶の方がよく使われる。

失神とは、主にその人が心理的に高ぶった状態になった事が原因で一時的に意識を失ってしまった状態の事である。気絶とは違い、医学用語として用いられている。血圧が異常に低下してしまう事によって、脳全体の血流も低下し（脳貧血）、意識を失う。気を失う前に、吐き気やめまい、冷や汗等の症状が出る場合がある。てんかん発作や極度の貧血、低血糖や腎不全等の問題が潜んでいる場合もある為、注意が必要である。通常は短時間で自然と意識が回復するものであり、なおかつ意識が無くなる前と同じ状態で意識を取り戻す。長引く場合は失神ではなく、意識不明等、別の表現になってくる。

寝ている様にも見えるが、うたた寝等とは違い、姿勢を保つ事が出来ずに倒れてしまう為、その時に頭等を強く打ってしまう危険性もある。