イチゴオレといちごミルクの違い

-　詳しい解説　-

イチゴオレとは、イチゴの味がするミルク風味の飲み物の事である。「オレ」という名前は無脂乳固形分の量について規定は無い為、商品によって様々であるが、「牛乳」や「ミルク」という名前を使える基準以下である可能性は高い。オレ（au lait）とはフランス語で「ミルク（牛乳）入りの〜」という意味になる。いちごミルクとは、いちごの味がするミルク風味の飲み物の事で、無脂乳固形分が４％以上である。よって両者の違いは無脂乳固形分の割合である。ミルク（milk）とは、「牛乳もしくは乳製品に関する物」を意味する英語である。

乳飲料の商品名は、その中に含まれる無脂乳固形分のパーセンテージによって使える文字が決まっており、以前は「牛乳」と名付けられていた商品は、規定に従い続々と「牛乳」→「ミルク」や「オレ（オ・レ）」という変更を余儀なくされた。

いずれにせよ、市販のこれらはイチゴ果汁は１〜２％程度、牛乳そのものではなく「乳製品」が原材料となっているのが一般的である。また、イチゴオレのあのピンク色は、いちごの自然な色ではなく「コチニール色素」と呼ばれるカイガラムシの天然色素で着色されているものもある。色素が入っているだけで、別に虫をそのまますりつぶして入れられている訳ではない。