批判と批評の違い

-　詳しい解説　-

批判とは、特定の物事や発言等に対して、否定する意見を述べる事である。稀にその中に一部は認めるといった意見も混じっている場合があるが、たいてい全否定である事が多い。「批評」とは違い、あらゆるものが対象となる。批評をした上で出てくる意見が否定的なものばかりであった為、批判となる事もよくある。反対に褒める様な事ばかり述べる事を「称賛」と言う。

批評とは、特定の物事に対し、その良し悪しについて判断して述べる事である。文芸や音楽、映画等の芸術分野や人物に対して行われる事が多い。批判とは違い、肯定的な意見と否定的な意見が混じっているのが一般的。参考になるものも多いが、ただの好き嫌いではないかと思われる様な意見も見かける。自分では何もしないくせに他人のやった事に対してあげつらってばかりの者がいた場合「批評家」と揶揄する意味で用いられる事もある。

ネットが普及し、誰でも匿名で好き勝手発言出来る様になった事で、少しでも気に食わない物を見つけては批判ばかりしてストレスを発散する者や、上から目線の批評家様が増加している。