強力粉と薄力粉の違い

強力粉と薄力粉の違い

- 概要 -

強力粉とは、タンパク質とグルテンを多く含み、薄力粉に比べると粘り気が強い小麦粉の事である。穀粒の硬い小麦から作られ、主にパンやパスタ等に加工される。薄力粉とは、タンパク質とグルテンが少なく粘り気も弱い小麦粉の事である。主にケーキのスポンジや天ぷら衣等に用いられる。

- 詳しい解説 -

強力粉(強力粉麦粉)とは、タンパク質とグルテン(弾力になる)を多く含み、薄力粉に比べると粘り気が強い小麦粉の事である。穀粒の硬い小麦(硬質小麦)から作られ、主にパンやパスタ等に加工される。焼くと固めになってしまう為、フワフワに仕上げたい洋菓子等には不向きである。粒が粗いので、手につきにくく、食材同士がくっつきにくくする為の打ち粉等に良い。ホームベーカリーがあれば、通常の食パンの場合、強力粉1キログラムで4斤分焼く事が出来る。

薄力粉(薄力小麦粉)とは、タンパク質とグルテンが少なく粘り気も弱い小麦粉の事である。主にケーキのスポンジやクラッカーといった洋菓子類や、天ぷら衣等に用いられる。強力粉に比べると価格は安め。粒が細かく、食材にまんべんなくうすくまぶしたりして使いやすい。特別家でパン焼きや麺打ちをしない一般家庭では、強力粉よりも多種多様な料理に用いる薄力粉を使う機会の方が圧倒的に多い。

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