着物と晴れ着の違い

-　詳しい解説　-

着物とは和服とも呼ばれる、日本における民族衣装の様なものである。本来はその形に関係無く、衣類全般を指す言葉でもあるが、一般的には洋服に対して和服を表す際に用いられる呼び方である。「晴れ着」の様に着ていく場所が決まっている訳ではなく、普段着として着用する様なものや、寝間着として着る様なものもある点が違う。

晴れ着とは、お正月や入学式・成人式等といった、いわゆる「晴の日」に着る礼装・正装を指す呼び方である。その為、振袖や羽織袴といった着物がイメージされがちであるが、晴れがましい場所に相応しい服装であれば、洋服も該当する。質や価格で晴れ着かどうかが決まる訳ではなく、どちらかというとデザイン（見た目の華やかさ）が重要視される。

いずれも特別な時にしか着ない人が増えた為、日本人でも自分で美しく着こなしたり着くずれを直せる人は減ってきている。その為、美しく着付け出来る人は尊敬されやすい。着物教室等に通えば覚えやすいが、着物の営業をされたり、良い着物が欲しくなってしまう為、ある程度金銭的負担は覚悟が必要である。