被害者と被疑者の違い

-　詳しい解説　-

被害者とは、人災や天災等で、怪我をしたり命を奪われたり、所有物が破壊される等、様々な迷惑や損害を与えられてしまった人の事である。被疑者とは違い、刑事上の事件以外でも発生する。損害賠償請求や告訴等が出来る立場であるが、事件によっては名前や年齢、職業、顔写真等まで公開されてしまう事があるにも関わらず、被疑者はそれらが伏せられる場合があったり、被害者が死ぬほどの怪我を負わされたにも関わらず、被疑者は数年で出所してしまう等、被害者を救済する所か追い詰める様な事が多いのが現状である。

被疑者とは、まだ起訴こそされてはいないものの、刑事上の犯罪を犯した（他人に損害を与えた）であろうと考えられる者の事である。被害者とは逆の立場になる。容疑者とも呼ばれる事があるが、これは「被害者」と「被疑者」が聞き間違えやすい事から、マスコミが作った用語だとされる。法律用語として正しいのは被疑者の方になる。起訴されると、呼び方が「被告人」に変わる。