遺書と遺言書の違い
- 概要 -
遺書とは、直前に死が迫っている人が、自分の思いや願い等を、死後家族等に伝わる様にしたためた自由な手紙の様なものである。遺言書とは、自分の死後、財産分与等をどうするのか指定した書類の事で、効力を発揮するためには必要事項を記入しておかなければならない。
- 詳しい解説 -
遺書とは、自殺や事故、病気等で直前に死が迫っている人が、自分の思いや願い等を、死後家族等に伝わる様にしたためた自由な手紙の様なものである。「書き置き」や「遺言状」等も遺書とひとくくりに呼ばれる事があるが、厳密には違う。法律的な効力を発揮する事を願って書かれるものではない。その為、「遺言書」の様に、財産分与等については記載しないのが一般的である。書式に決まりが無い様に、作成出来る年齢等にも制限は無い。
遺言書とは、遺言状とも呼ばれ、自分の死後、財産分与等をどうするのか指定した書類の事で、効力を発揮するためには、民法の厳格な方式に従い、必要事項を漏らす事無く記入しておかなければならない。満15歳以上であれば、親の承諾など必要なく単独で遺言を残す事が出来る。
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