神社と寺の違い

神社と寺の違い

- 概要 -

神社は神道で、人々の生活に根付いた信仰の下に神を崇めるため、八百万の神を奉っており、参拝の時に拍手をする。寺は仏教で仏様を奉るため、死生観に関する信仰で、参拝では拍手をしない。

- 詳しい解説 -

神社は神道を信教とする社である。神道には開祖や戒律を指し示した教典がなく、1つの神を崇めるのではなく、神社には動物や自然などのあらゆるものを「八百万の神」として奉っている。それは神社のある地域の自然環境や生活に根付いた信仰によるものとされる。参拝する作法はよく混同されるが、神社はおおむね「二礼二拍手一礼」が正しい。また、建物は鳥居+本殿+拝殿を基本とする。

一方で寺は仏教の社で、仏教はインドでお釈迦様によって開かれ、開祖・教典・戒律が存在する。仏様を崇めるため、人々の死生観に関わることで信仰されたとされる。参拝の際は合掌で、拍手してはならない。建物は山門+本堂+僧堂を基本とする。

つまり、宗教・建物・作法・信仰対象とその理由などそれぞれがことなっている。ちなみにどちらも山中に建てられていることがあるが、それは神道が自然を崇拝し、仏教が修行・俗世との乖離・崇高さなどを山に求めているためで、理由も異なっている。

この世には似て非なるものがたくさんあります。例えば「神社と寺」、「辛口と毒舌」、「カメとすっぽん」、「強力粉と薄力粉」、「カシミアとシルク」などなど。この2つの違いって一体何?と聞かれても、あなたはきっと正確に答えることはできないはず!(たぶん 笑)。知らなくても困らないけど、わかるとすっきりするよく似た2つの用語や物を、このサイトでは559個集めて超詳しく解説しています。ちなみに集めた500個以上のネタはネット上でよく検索されているものばかりなので、けっこうみんな知りたがっていることなんじゃないでしょうか?