アジェンダとマニフェストの違い
- 概要 -
アジェンダは計画や予定などを表記したもので、単なる指針書であるが、マニフェストは政策などを具体的数値などを宣言し、明示する文書である。
- 詳しい解説 -
アジェンダは計画表や予定表などのことで、狭義では「その期間の主な政治上の課題や政策」のことを指す。審議するべき議題や、今後行動するべき予定などが表記されるものである。
マニフェストは宣言と翻訳され、主に国家の政策の「公約」として用いられる。具体的に達成するとした期限や目標値などを明確に示した文書のことを指す。
どちらも今後の指針を示している文書のことであるが、アジェンダは単に計画を進める上での必要事項をまとめたものに過ぎず、公にすることを目的としたものではない。そのため、受け入れられなければ修正ということも十分有り得る。
一方でマニフェストは、翻訳通り、「宣言」であるため、公表することを目的とし、さらに公約として用いられることからも分かる通り、「約束する」「説得する」ことも目的として含まれる。また、一旦約束したものは簡単には修正し難い。
つまり、「周知され受け入れられること」が目的か否かということが違いである。
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