芸者と舞妓の違い
- 概要 -
芸者は関東で働く芸事で生計を立てる芸者の女性で、落ち着いた身なりをしている。舞妓は京都で芸妓になるために修行している10代の女性で、華やかな身なりをしている。
- 詳しい解説 -
芸者は京都以外、現在では主に関東に拠点をおく女性の芸者のことである。舞や三味線、笛、太鼓で客をもてなす。昔は修業が必要だったようだが、現在はアルバイトでもある程度の歴を積めば芸者として表に立てるところもある。また、芸者になる前の修業中の女性は半玉さん(はんぎょくさん)と呼ばれる。 さらに芸者は髪はかつらで飾りなどは付けず、着物や履物も落ち着いた色や草履などを身に着ける。
舞妓は京都および関西のみを拠点とする。芸妓になるための修行中の若い女性で、労働基準法も関係するため、おおむね15〜20歳の間が多い。先輩の芸妓を女将さんと呼び、住み込みで芸や家事などを習いながら働く。また、髪は自分の髪を結いあげかんざしで飾っており、 明るい色の着物と帯、そして一番の特徴がおこぼという高さのある下駄を履いていることである。
つまり、関東で言う「芸者と半玉さん」が、関西で言う「芸妓と舞妓」、そして見た目の違いとして「髪と服装」ということが挙げられる。
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