指示と命令の違い

指示と命令の違い

- 概要 -

指示は単に方向や方針を指し示すもので、強制力は低い。命令はルールに従って命ぜられるもので、強制力があり、拒否権がほとんどないものである。

- 詳しい解説 -

指示は「指し示す」と書き下すことが出来るように、単純に方針や方向を方法など、進むべき道、とるべき方向を伝達したり、決定することである。そのような決定を出来るのは、ある程度立場が上の者である場合が多いため命令と混同されるが、指示には本来立場は関係ない。

命令は「令を命ずる」と書き下すことが出来るように、「辞令」「条令」など決定された事柄を表す「令」を命ぜられることであるので、基本的に拒否や無視することは出来ないものである。また、相応の強制力があるため、ある程度の地位・権力・役職の者が発するものである。

例えば災害などの際、避難指示と避難命令があるが、避難指示は必ずしも避難しなくても良い場合もあるが、避難命令はほぼ強制的に避難させられる。また、サッカーにおけるイエローカードとレッドカードも、イエローカードがプレーに対して注意することに留まるのに対し、レッドカードは有無を言わさず退場である。

つまり、両者最大の違いは「強制力があるか否か」ということである。








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