霧雨と小雨の違い

霧雨と小雨の違い

- 概要 -

霧雨は霧状に降る直径0.5mm未満の粒の雨のことであり、小雨は雨粒の大きさに関わらず、降る雨の弱さと雨量が少ない事を表しているものである。

- 詳しい解説 -

霧雨は、層雲という低く垂れこめる雲から霧状に降る、非常に細かい粒の雨のことである。気象庁による規定では、「直径0.5mm未満」の粒の雨であることとされる。降るものの種類であるため、天気記号もあり、霧雨は雨を示す黒丸●の右下に小さく「キ」と書く記号で表記される。

小雨は細かい雨であることは霧雨と変わらないが、降るものの名称ではなく、雨が降る際の「強さ」や「降水量」のことを指す。そのため、「直径0.5mm以上」の粒の雨でも、雨量が1mmに達しなければ小雨であり、反対に、その際の雨粒と同じ大きさでも雨量が5mmにもなれば、「小雨どころではなく本降り」といった具合である。また、先述の通り、降るものの名称ではないため、天気記号もない。

つまり、霧雨は降る雨の「形状」であり、小雨は降る雨の「量」や「強さ」を表している。

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