ショートニングとラードの違い
- 概要 -
ショートニングは植物性でトランス脂肪酸の多い、クリーム状の油脂である。ラードは豚の油脂で、常温でも固形状を保つが、トランス脂肪酸はごくわずかである。
- 詳しい解説 -
ショートニングは植物油が主な原料で、白いクリーム状の加工油脂である。マーガリンと似ているが、成分量などが異なり、ショートニングは味も匂いもせず、油脂としての純度が高い。また、これに水分や添加物などを加えたものがマーガリンとなる。その名前の由来は、ショートニングを使用した料理の食感の擬音を意味する「short」であるとされている。しかし近年、植物性油脂は特にトランス脂肪酸が多いために、コレステロール値などに影響すると問題視されている。
ラードはブタの脂である。常温でもほぼ固形である。単に調理用としてだけではなく、コクや旨味・風味が出るとして、ラーメンスープの背脂として使われることも多い。トランス脂肪酸は僅かに含まれているが、植物を反芻する動物の脂に比べると遥かに少ない。
つまり、ショートニングとラードの特徴的な違いは、「植物由来か豚由来か」と「トランス脂肪酸の含有量」である。
この世には似て非なるものがたくさんあります。例えば「神社と寺」、「辛口と毒舌」、「カメとすっぽん」、「強力粉と薄力粉」、「カシミアとシルク」などなど。この2つの違いって一体何?と聞かれても、あなたはきっと正確に答えることはできないはず!(たぶん 笑)。知らなくても困らないけど、わかるとすっきりするよく似た2つの用語や物を、このサイトでは559個集めて超詳しく解説しています。ちなみに集めた500個以上のネタはネット上でよく検索されているものばかりなので、けっこうみんな知りたがっていることなんじゃないでしょうか?